Ginkgoの文書作成テクニック「アイディアカード法」をデジタル化した世界初のツリー構造テキストエディターです。
作者:はやたき
Twitter: https://twitter.com/mhayataki
BLOG: nomado-burogu.com/jp/
そんなときに、Gingkoに出会いました。
まず、デモビデオとGinkgoで作成したこの記事をご覧下さい。
以文章の書き方を英語で学んでいるときに、「良いものを書くための最初のステップは、アイディアを構成することだ。そのもっともシンプルな方法は、別々の紙にアイディアを書き出すことである」と習いました。この方法の優れたところは、紙を並べ替えることで、アイディアを整理できることです。
ブログを書く程度ならこの方法で良いのですが、今仕事で書かなければならない50ページを越える文章には適していません。なぜなら、アイディアカード整理法には3つの弱点があるからです。
Gingkoは、その3つの弱点をデジタル化することで克服した、世界で初めて「紙とペンより創造を刺激する執筆媒体」です。
アイディアが浮かびやすいし、整理しやすいので、書くのがとにかく楽しくなる。あと、インターフェースのデザインと挙動が気持ちいい。
キーボードショートカットが豊富なので、マウスを使わずに操作できます。
Shift+F11で編集画面をフルスクリーンにし、執筆に集中できる。
共有機能すらも無料。ウェブでの一般公開も可能。
html、テキスト、LaTeX、MSワード(docx)、プレゼンテーション (impress.js)、構造化テキスト(json)形式でエクスポート可能。
書式がそこそこ充実している。
太字: Ctrl+B赤字
: Ctrl+`
コード: Ctrl+Shift+`
斜体:ctrl+i
画像の挿入も可能
前述の通り、アイディアを広げるのにもまとめるのにも役立つので、ブログ、論文、レポートなど、論理的な文章を書くのが楽になります。
学術論文は一般的にツリー構造上の論理を持つので、Ginkoで作成し、docxでエクスポートするのが効果的です。
Gingkoにはテンプレートが用意されているので、そちらもご覧下さい。
テンプレート
https://gingkoapp.com/academic-paper
例
https://gingkoapp.com/the-missing-piece-to-changing-the-university-culture
分割統治法的な構造と共同編集機能により、講義ノートをスムーズに作成できます。
分割統治法とは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E5%89%B2%E7%B5%B1%E6%B2%BB%E6%B3%95
例、
https://gingkoapp.com/philosophy
https://gingkoapp.com/ancient-greek-history
並べ替えと拡張が簡単なので、プロジェクト管理やタスク管理、標準作業手順所、就労規則など、仕事関係の資料作成にも使えます。
プロジェクト管理テンプレート
https://gingkoapp.com/planning-template
GTDテンプレート
https://gingkoapp.com/gtd
下のコードを挿入すると、挿入したカードとその子カードの段落とリストフォントがメイリオになります。
HTMLやJson版では変わりません。
<style>
p{font-family:meiryo;
}
</style>
下のコードのように、見出しの文章をspanで閉じるとフォントを変更できます。
# <span style="font-family:meiryo">見出しのフォントを変える</span>
CSSを編集する。
長い文章を書く場合、必然的にアイディアカードも数も増える。今回書く文章のアイディアカードは、おそらく150枚を越えるので、机の上での整理は現実的ではない。
紙に書いてから、パソコンに書き出すので二度手間。カードの数が多いほど、手間が増える。
パソコンで清書するときに、新しいアイディアが浮かんだとき、MSワードやWordpressの入力画面は見通しが悪く、再構成がしづらい。
アイディアカード方式は、小さいカードにアイディアだけを書くので、詳細までは書けないが、パラグラフを書き出すとアイディアが新しく浮かぶので、再構成の確率は高い。
キーボードショートカット一覧(Ctrl+M)やマークダウン記法(?)のヘルプ画面もショートカットで表示できる。
補足 - 論理の書き方
親カードに結論 - 子カードに理由/原因8(複数の原因がある場合には複数の子カードを作る) - 孫カードに理由に対する理由
← or H : 左に移動
↓ or J : 下に移動
↑ or K : 上に移動
→ or L : 右に移動
Page Up : グループの一番上に移動
Page Down : グループの一番下に移動
Home : 先頭カラムに移動
End : 末端カラムに移動
Alt+← or Alt+H : 左に移動
Alt+↓ or Alt+J : 下に移動
Alt+↑ or Alt+K : 上に移動
Alt+→ or Alt+L : 右に移動
Alt+Page Up : 先頭カラムに移動
Alt+Page Down : 末端カラムに移動
/ :検索ボックスにフォーカス
CtrlG : 次の合致項目へ移動
CtrlShiftG : 次の合致項目へ移動
Enter : フィルターを有効化したまま、現在のカードを選択する
Esc : フィルターを解除し、現在のカードを選択する
= : 現在のサブツリーを選択する
? : キーボードショートカットを表示
w : ワードカウントを表示
Ctrl+M :書式一覧を表示
Shift+Enter :カードをフルスクリーンモードで編集
F : カードをフルスクリーンモードで閲覧
Ctrl+Shift+↑ or Ctrl+Shift+K :上のカードと合成
Ctrl+Shift+↓ or Ctrl+Shift+J : 下のカードと合成
Ctrl+Enter :カードの変更を保存
Ctrl+J : カードを下に切り分け
Ctrl+K : カードを上に切り分け
Ctrl+L : カードを右に切り分け
Esc : 変更の削除
カードの切り分けは、編集中のカードを新しいカードに切り分けます。切り分ける部分は、カーソルの位置からです。ESCで削除すると、切り分けた部分は、元のカードに戻らずに削除されてしまうのでご注意ください。
Ctrl+B : 太字にする
Ctrl+I : 斜体にする
Ctrl+: 薄赤の背景と濃い赤の文字
Ctrl+Shift+` : コードブロック
Ctrl+[ :Todoの挿入
Ctrl+Shift+Enter : 現在のコンテンツをツリー構造に変更する (JSONかマークダウン)。
Ctrl+M :マークダウンフォーマットのヘルプ
Shift+F11 : フルスクリーンモード
Ctrl+Shift+I : 画像の挿入(Dropbox、Google Drive、Google Search、画像のURL)
仮に300枚のカードを整理し、MSワードで150ページ中、75ページまでまとめているときに新しいアイディアが浮かび、文章の再構成が必要になったら、もはや悪夢。